子育てにおすすめしたい絵本

絵本のある子育てを中心に綴っています

おかあさんが好きになる本?「ハルコネコ」

今日は、読んでいる母もちょっぴりウルっとする本のご紹介です。

「ハルコネコ」

ハルコネコ

いつも叱られてばかりのハルコ。納得いかないしつまらないハルコ。

よくある子育ての風景です。

そんな時野良猫のクロに呼ばれてついていくと、何にも縛られない自由な世界を目にするのです。そこで出されたドーナツを食べると、もれなく猫になれるという。

迷いなくパクっと食べて猫になったハルコ。

でも自由を手に入れたとたん、お母さんを思い出してさみしくなるものです。

猫の姿をしたハルコにきがついてくれるはずなんて・・・・。

 

いえいえ。母はどんな姿をしていても我が子であることは分かるんです。

 

シンプルなお話の中に、いろいろな気づきをさせてれるとてもいい本でした。

 

ぜひ、いっぱい叱ってしまった晩に。

 

こどもの大好きな響き「おしり」の本

 

「おしり」大好き。

 

我が家の長男は、目下「おしり」「おなら」の響きが大好き。

おしり?と聞き返すだけで、大笑いする毎日です。

そんな長男にぴったり?と思い読んでみました。

 

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 個人的に好きな長谷川義史さんの絵本ですが、

しりとりが進んでいくように子供が好きそうな言葉をリズミカルに読める様に描かれています。

爆笑を誘う内容ではありませんが、「おしり」もこんな風に面白くはなしてあげるといいかもしれませんね。

わがやのおしり熱はまだまだ覚めそうにありません。

 

瀬戸内寂静さんの本「おにぎり食べたお地蔵さん」

瀬戸内寂静さんの書かれた絵本

「おにぎり食べたお地蔵さん」

を読みました。

 

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お地蔵さんについて直接触れたことはないけれど、どこかで見た事があるかも。というお地蔵さんの存在でしたが、長男はちゃんとお地蔵さんを知っていました。

 

物語は

意地悪な母親に、お地蔵さんの手におにぎりを乗せてきたら、ご飯を食べさせてあげるという難題を突きつけられた男の子が、泣きながら願ったらお地蔵さんが手を差し伸べてくれたというお話です。

 

「お地蔵さんどうやっておにぎり食べたのかな?」と聞くと、

「お地蔵さんは動けないから目で食べるんよ」

「お地蔵さんは動けないでしょ。だから、雨の日は帽子をだれかが被せてがないといけんのんよ」

 

と話していました。

お地蔵様は大切に。

はちゃんと知っている様子でした。

これはもしや日本昔話のせいかもしれません。

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てをつないでごらん

絵本「てをつないでごらん」

 

てをつないでごらん

てをつないでごらん

 

 

手をつなぐという当たり前のことだけれど、

あたたかい

やさしい

心強い

守られてる

気持ちがつながる

 

心を耕してくれる薬のような作用があると思います。

ほっこりする絵本です。

 

この本を読んで、息子は

「一階の電気と二階の電気が手を繋いだら足が生えるよー!髪の毛も生えるよ〜!」と、どうやら合体!だと感じ取った模様。

間違いではないですが、面白いですね。

笑いを誘う「おもちのきもち」

大好きなかがくいひろしさんの絵本 「おもちのきもち」。

先日この本を長男の幼稚園で読み聞かせする機会がありました。

 

おもちのきもち (講談社の創作絵本)

おもちのきもち (講談社の創作絵本)

 

 お正月に飾る鏡餅の気持ちになって描かれた、

コミカルな絵本で、リズムに乗って軽快にお話できます。

 

人間に食べられることを怖れたかがみもちが、

「このたびにげだすことに、いたしました〜!」といってぺったんぺったん逃げ出すシーンは子供達も爆笑していましたよ。

 

我が家の長男は、

これ、絶対みんな面白いっていうよ!と言っていましたが大正解。

やっぱり子供は子供目線が一番ですね。

5歳にわかりやすい宇宙の本「夜空をみあげよう」

 

長男、夜空のひみつ知る。

 

流れ星が見たいとかねてから願っていた長男に

絵本「夜空をみあげよう」を見ました。

 

夜空をみあげよう (福音館の科学シリーズ)

夜空をみあげよう (福音館の科学シリーズ)

 

 

 おじいちゃんの家でご飯を食べて帰る日は、

帰り時間はお外はいつも夜空です。

車に乗るまでのわずかな間におじいちゃん、おばおちゃんみんなで夜空をみあげて、

「今日はお月様きれいだねー」

「あ!お星様が見える」

「夜は涼しいなぁ」

なんて会話をします。

 

お月様の近くに光ってる星はなあに?と星に興味がある長男。

あれは金星という惑星なんだよ。と説明するけど、ポカン??です。

 

それはそうだ、5歳児になかなか、宇宙を説明するには難しい。

 

そんな時この本はぴったりです。

子供の頃に誰もが歌った

「いちばんぼーし、みーつけた!」からはじまって、星座や流れ星の話をわかりやすく描いてくれています。

 

はじめて宇宙に出会う本としてとてもいいなと思いました。

谷川俊太郎さんの「生きる」

 

生きる (日本傑作絵本シリーズ)

生きる (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

谷川俊太郎さんの「生きる」を読みました。

我が家の5歳児は、生死について先に「死」について知りました。

それは、おじいちゃんの家にひいおじいちゃん96歳がいるからです。

いつか。の話をする時に「死」の存在を知りました。

今回はその反対「生きる」の詩。

 

案の定息子は、 生きるってなあに? と聞いてきました。

そして、詩の中に何度も出てくる時を表す言葉「いま」について、わかる?って聞くと???なリアクションでした。

生きるということは いまを生きるということ 何度も繰り返されるフレーズに、

何で何回も生きるっていうの?と聞いてきたので、

詩の独特の間や問いかけはまだまだ難しいなぁと感じました。

でも、この谷川俊太郎さんの本を通して、

「あのね、生きるってことはね、 いまこうやってお母さんと絵本を読んで楽しいなぁとか、眠たいなぁとか感じるでしょう? その気持ち。感じるって事がいまを生きてるって事なんだよ。」 と教えました。

 

絵本の終わりには後記として、谷川さんの文が書かれています。

今という曖昧な時間を生きてる、感じているという、つい忙しさで忘れそうな事をこうやって子供の絵本を通して実感できるのは大人の私にとっても考えさせられる絵本でした。